元最高裁判事で、女性・女系天皇容認の報告書を提出した小泉内閣の「皇室典範に関する有識者会議」で座長代理を務められた園部逸夫氏が、9月13日に95歳で亡くなられたとの事です。
今年2月には「象徴天皇の未来は」というテーマで、インタビューに応えられていました。
記事は短くまとめられていますが、男系男子限定では皇室が続かないという事が、とてもわかりやすい形で、元最高裁判事という立場の方から、新聞記事で国民に広く伝えられるというのは、あらためてとても意義の深い事だと感じます。
特に結びの一文は深く心に刺さりました。
皇室制度が難しいのは、それが皇室ご一家を対象にしている制度だからです。法律が生身の人間の人生を大きく左右するという、極めて例外的なものなのです。
戦争が終わってから来年で80年になります。天皇制の未来をどうするのか。それは主権者である国民が決めることです。特に若い世代に考えてほしい。それが私の願いです。
人生の先輩が抱いた思い、後の時代を担う我々への大きな宿題として、しっかり引き継ぎたいです。
園部氏の御冥福をお祈りいたします。未来につながる視座を遺していただき、ありがとうございました!